女性美容師、結婚後も仕事と育児を両立させるメリットとコツは？
女性が結婚後も仕事を続けるのが自然になってきた今、美容師の世界はどうでしょうか。
下積み時代もあり、店に遅くまで残り頑張ってきて、女性としての幸せも手に入り順風満帆に思えますが、環境の変化や家族の理解が無いと今までの様に働くのが大変なのが現実で す。
辞めて融通うの効く仕事に転職しようか悩むこともあると思いますが、せっかく取得した技術を無駄ににしないよう、結婚後も好きな仕事を諦めないで済むよう、筆者の体験談も交えながらお話したいと思います。
結婚後変わる私生活
もちろん拘束時間の長い仕事なのは相手方も理解していると思いますが、せっかくの新婚さん。
思い描いていたより一緒の時間が取れず家事もままならず一層忙しくなると思います。
筆者も入籍前から一緒に住んでいましたがお互い不規則 だったので同じ家に住む同居人という感じでした。
でも、お互いがお互い好きな仕事をし て、また相手への尊敬も相まって２人の生活はとても楽しいものでした。
お互いがお互いの仕事を理解していればいいのですが、相手が「家庭に入って欲しい」というタイプの方だったら話は別です。
職場内で出来るだけ働く時間を短縮し、休みも合わせなければなりません。
結婚前によく話し合い、譲れるところとと譲れないところを明確にしておく必要があります。
職場を変えることや環境を変えることも必要になるかもしれませんが、この先一緒に過ごす家族との事なので、前向きに考えても良いかも知れませんね。
妊娠で変わる働き方と身体の変化
どの仕事もそうですが、今まで通り働けるか、身体はついていけるのだろうか…。
ちなみに筆者の場合は最初から自宅療養で、シャワーも ２日間に１度。
立ち上がって良いのはトイレのみ。という生活になり、仕事はその日から休みになりました。
突然の事で、身体の事よりも職場に迷惑がかかることの申し訳なさで一杯でした。
安定期に入り仕事は復活出来ましたが、無理は禁物。シャンプーなどは全て変わってもらっていました。
「辛くても頑張って乗り越える」という精神で頑張ってきた筆者からすると、頑張れる気持ちと、これまでには無かった、「無理をしたら危険があるかも」という葛藤との戦いでした。
しかし、きちんと自分の置かれている状況を理解し、上司に細かく自分の状態を伝えておくべきです。
妊娠すると辞めていく美容師が多かった少し前に比べると女性が仕事を続けやすくなってはいますが、経験が無いと理解しにくい不調は沢山あります。
引き目を感じるのではなく、お願いする形で頼るのです。
頑張り屋が多い美容師の世 界。
今までみたいに頑張りすぎるのではなく,周りに助けを求める頭にシフトチェンジしなければ、守れるものも守れません。
また、お客様に産休のタイミングや、他のスタイリストの紹介、育休明けがいつになるか分 る連絡先やSNSなどを伝えておくと、お客様も安心し待っていてくれることでしょう。
育児をしながら美容師をしていて幸せなこと
もちろんクタクタな毎日ですが、育児を経験するとなぜか仕事の悩みなどにとても前向きになれたと思います。
昔はずっと悩みを気にしてしまう性格でしたが、今はお店を出れば待っている我が子がいる！と思うと気持ちが勝手に切り替わるようになりました。
同僚より早く帰ることに抵抗もありません。
１日の中に自分が２人いる感じです。母は強くなりますね。
その分、働ける時間は全力でお客様と向き合えるので、リピーターも増えました。
子供との時間も大切に出来ます。
悩んだことも多かったけれど、「好き」を仕事にして良かったと美容師人生で１番感じています。
また、保育園問題や、日曜日にお店に出れないことなど大変な事もありますが、子供が大きくなったら背中を見してあげられやすいのではないでしょうか。
とてもやりがいをもった生活を送れています。
まとめ
環境も整ってきている最近はのびのび働けているママさん美容師が多いのではないでしょうか。
また、１度離れてしまった方や、アシスタントで辞めてしまった方も復職は可能です。
ママさん美容師の求人も沢山ありますし、パートの雇用も増えています。
主婦と両立しながら練習を頑張っている方もいます。
そして、お客様もベテランや人生経験が豊富な女性スタイリストを求めている方も多いで す。
筆者はママさん美容師は必要とされていると思います。
そして何より、自分の子供に カッコイイ姿をみせたいですよね。
大変のことは沢山ありますが、諦めずに頑張りましょ う。
