縮毛矯正に特化した美容師の客単UP術!
縮毛矯正とは、基本的に生まれつきやホルモンバランスの変化、毛根の歪みから生じる髪の毛のクセを、専用の薬剤と熱を利用してストレートな髪に変化させる施術です。
縮毛矯正は髪質やクセの強さに合わせた薬剤選定や熱の入れ方等、美容室のレベルや美容師の技術によって仕上がりに差が出る施術です。
縮毛矯正に特化する(得意とする)美容師になる
勤務先で取り扱う薬剤には限りがあります。しかし、その中でもできる方法から色々試し、スキルアップしてきました。
お客様の髪の履歴をしっかり聞き取るカウンセリングや、手で感じる質感、普段使用されているシャンプーやヘアケア用品まで、初めてのお客様の髪を分析することからは始めました。
縮毛矯正の施術時に1液での軟化がうまく進行しない事や熱処理の際の様々なニオイに疑問を持ち、分析を重ねていくと、今までは聞き取れていなかったオイルトリートメントの使用やカラートリートメントの使用など、お客様によってホームケアで使用されているものが施術を妨げていたことがわかりました。
カウンセリング時にしっかり聞き取ることができれば、除去してから施術を行えるので、薬剤の浸透も妨げません。その為、仕上がりに差が出ます!
薬剤本来の特性を生かし、望むような仕上がりにするためには、しっかりとしたカウンセリングと髪の履歴分析が必要です。
次に、同じ薬剤でも塗布量や塗り方、放置時間をクセに合わせて変えていき、熱の温度や入れ方にも変化をつけました。
縮毛矯正を得意としたい!と思い始めてからは様々な疑問が出てきたり、色々な変化や工夫した結果、仕上がりが良くなったりと、同じ薬剤や道具を使用していても進化させることができました。
薬剤の進化を知る
縮毛矯正でも、メニュー名だけではお客様に伝わりづらい特徴を伝えられる美容師になれるよう、新しく発売される薬剤はディーラーさんにサンプルをいただきモデルさんやスタッフ同士での施術、特徴を理解する為の来店講習や勉強会の開催をお願いしました。
他のメニューとの併用や時間やコスト、扱いやすさ等を検討し、導入にいたるものもあります。
同じメニュー名や価格でも提供する質が良くなれば、お客様の再来へつながります。
使用する薬剤を変えられなくても、前処理剤や後処理剤の追加やトリートメントの追加で仕上がりに差を出すこともできます。
縮毛矯正の薬剤知識を深めることはお客様への提案の幅も広げることができるのです。
施術工程の変化や工夫
髪のダメージやクセに合わせて熱の温度を調整、薬剤選定をすることで感動していただける仕上がりに!
他メニューとの併用
根元のボリュームは抑えたいけど、毛先はふんわりしたボリュームが欲しい!というお客様には、毛先のデジタルパーマを提案、白髪も一緒に染めたい!などの要望にも薬剤知識が豊富になれば縮毛矯正と同時に応えることができます。
カウンセリングを活かしたホームケアの提案
ご予算的にすぐには無理でも、先々使用するならこのような商品が良いですよ!とご紹介するだけでもかまいません。
今まで使っていたもので、思うような仕上がりになりづらいことを理解していただけると、お客様の意識も変化します。
お客様の髪をよく知り、質の良い商品を提案できるようになることも、客単UPにつながります。
まとめ
縮毛矯正に特化して得意になれば、お客様が満足していただける仕上がりを提供することができます。
満足する仕上がりにするために必要なトリートメントや処理剤の追加提案を、一度満足していただいたお客様は受け入れてくださいます。
また、次回施術の為のホームケアとして、使用していただきたいシャンプーやトリートメントの店販品の購入にもつながります。
高単価な縮毛矯正にオプションメニューや店販品も加わり客単UP!
その為には、薬剤知識や時間管理を深めて駆使し、ご満足していただける仕上がりを提供することで信頼していただくことだと思います。