美容師の過酷ないじめ体験談
美容師はチームであり個人でもあります。協力して仕事をするのが基本ですが、個人の売り上げも関わってきたりするので、時にライバル心や妬み、派閥ができる事があります。
でも、本来は店長が店を良くする為にいろいろ手段を考えるべきなのですが、私をいじめ、妬んだのは店のトップ、店長だったのです。
今回はそんないじめ経験談と解決策をお話したいと思います。
いじめの原因
その頃は父が店長で経営者でしたので、父は私を誰より厳しく指導していました。
そして数年後、父は引退し、一番長く働いてくれた無口な男性美容師を店長にしました。その頃には私は新米美容師になっていました。
父親がいなくなっても、父親のお客様は私をかわいがってくださり、優しく接してくださいました。
どうやら、店長はそれが気に入らなかったらしいのです。そこから、嫌がらせが始まりました。
嫌がらせその1. 報告なし
嫌がらせその2. 帰る時間に予約を入れる
嫌がらせその3. 携帯の上に濡れたガーゼ
私はそこで10年位我慢していました。でも、ついに我慢できず、ある時店長に意見をいいました。
「ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)」をして下さい。と。すると、店長は、笑いながら、「ホウ・レン・ソウ。ですか。」と、馬鹿にした言い方でどこかへ行ってしまいました。
今思えば、父親の後を継ぐストレスを私にぶつけていたのかもしれませんが、あまりにも店のトップとしてあるまじき行為でしたので、働いて20年になる年に、辞める事を決意しました。
ただし、ただ辞めるのは、悔しすぎるので、店長に仕返しをしようと決め、辞める事を話す前までは、本当によく働きました。誰より働きました。そしてかなりの戦力になりました。
そしてついに辞める事を言うと、「なんでホウ・レン・ソウがなく、いきなり辞めるんだ!」と言ってきました…。そしてその後、「ちょっと待ってくれ。」と言わせる事に成功したのです。
勝ったと思いました。当たり前ですが、私は待たずにその後一か月で辞めました。
辞める最後の日、私は店長に「長い事お世話になりました。」と言いに行きましたが、店長は「はい。」とだけ言い、その日私と会話したのは「はい。」だけでした。
最高の一日でした。
解決策
辞めるにしろ、怒鳴り込むにしろ、自分が今後どうしたいかをしっかり考える事が大切です。
しかし、我慢できないくらい追い詰められているなら、さっさとその店から逃げましょう。
まとめ
美容師に限った事ではありません。
もちろん、職場ですから、自分の仕事はしっかりやらなくてはいけませんし、勉強の努力は必要です。
しかし、無駄な努力もあるのです。それは、理不尽ないじめをされても我慢する事や、技術があがればいじめられなくなると考えるとか。そういう事ではないんです。
今、私は美容ライターと言う仕事をしています。
今の時代は美容師にもかなりの選択肢があります。手荒れがひどく仕事がきついなら、カット専門店がありますし、カットが苦手なら、カラー専門店、シャンプー専門店もありますし、面貸し美容師でストレスフリー、自由に働けますし、パート美容師もあります。
我慢せず自分にあった働き方をしていいのです。
人間関係はいくらでも環境を変えれば変わります。
自分としっかり向き合い、どんな働き方が自分の理想なのかを今一度、考えてみるといいかもしれません。
今いじめられている美容師さんがいるとしたら、是非、自分主体で考えてください。
楽しく仕事できる環境はまだまだいっぱいありますよ!考え、動く事です。
応援しています。