大阪の北摂エリアでの美容師社員のリアルな収入事情

現役で美容師をしている私が美容師のリアルな収入事情をお伝えします。
美容師のリアルな収入事情(アシスタント時代)
高校を卒業して、2年間専門学校で勉強をし20歳の事に美容師の国家資格を取り美容室へ就職して店舗を変え、今に至ります。
最初の頃はアシスタントと言って、先輩のお手伝いやお店の掃除、雑用が主な仕事でお客様と関わることはほとんどなく、お給料もとても少なかったです。
実際に私が入社して貰っていたお給料は月に手取りで14万円でした。
学生時代に色んなバイトをしていて、夜勤などをやっていたので学生時代バイトで稼いでいたお金の方が高いのには少々驚きました。
私の友達で高校卒業後すぐに就職して働いていた友達は手取りで23万円貰っていたと話していて友達と食事をしているときに恥ずかしくて金額が言えなかったことを今でも覚えています。
元々美容師は厳しい世界でお給料も少ないとは覚悟していましたがまさかここまで少ないとは思いませんでした。
アシスタント時代は3年間続きます。
その間ずっとお給料は14万円のままです。
もちろん1人暮らしなど出来るはずもなく、実家から職場に通っていました。
22歳の頃になると周りの友達は大学を卒業して新社会人になる年齢で周りはみんな1人暮らしを初めて車を買ったりしている中、私のお給料は変わらず14万円のままでとても恥ずかしい思いをしました。
車も持てず実家暮らしで心無い友達からはからかわれることもありましたし、実家に住んでいるならお金が貯まるはずだとも言われたりしましたが実際問題そうではありません。
服を買ったり、美容師の道具を買ったりとで借金はあれど貯金が貯まることはまずありませんでした。
美容師の道具は意外と高いものが多く、ハサミ1本とっても10万円前後は当たり前の値段です。
安くて5万円、高いもので30万円など値段が高いのでアシスタントの給料ではとてもではないですが一括で払うことはできません。
バイトをしてお金を稼ごうにも拘束時間が長く、月曜日には技術や学科の勉強会があることがほとんどなのでバイトをする時間もありません。
美容師のアシスタント時代はみんな同じだと思いますがお給料が少ないので大変です。
美容師のリアルな収入事情(スタイリスト時代)
大体の方が25歳前後でスタイリストになると思うのですが、スタイリストになりたての頃のお給料は18万円でした。
25歳で18万円というのは非常に少なく、他の職種の友達に比べても金額、休日の面でとても辛い思いをしたことを覚えています。
しかし、自分で選んだ道なので後悔はなかったのですがやはり友達から給料の話や休みの話をされると羨ましいなと思ってしまいます。
27歳ぐらいまでは18万円の給料だったのですが、今まで勤めていたお店を辞めてフリーランスの道へ進みました。
美容業界のフリーランスは想像以上に大変でなにもかも1人でやらなければなりません。
しかし、お客様が付いてくれるとお給料が非常に高くなります。
フリーランスをしていた時期は1年ほどでしたが月の給料は多い時で40万円、少ない時でも27万円ぐらいでした。
今現在はフリーランスをやめて店舗に努めていますが、月のお給料はありがたいことにお客様がついてきてくれたので歩合制で平均25万円ぐらいです。
まとめ
美容師は働くエリアやお店のターゲット層でもお給料が違ってくると思います。
しかし、アシスタント時代はどこのエリアでも貰えるお給料はそう変わらないと思いますのでアシスタント時代は必ず苦労することでしょう。
スタイリストになってからが美容師として本番のような気がします。
私の場合は将来自分がどのようになりたいか、どんなお店を作りたいかを考えてそれに近いエリア、客層を選んで再就職しました。
お給料の面では一度フリーランスを経験しているので前に比べたら減りましたがこれから先のことを考え勉強できるので金銭面では悩んでおりません。
美容師は給料が低く、休みも少ないとなり手が少ない職業ですがだからこそやりがいが有りお客様に喜んでご帰宅して頂けると気分もよく個人的にはとても良い仕事だと思います。
お給料は今の時代美容師が少ないので高単価のお店はいっぱいありますが、お給料が高いのにはそれなりの理由があります。
金銭面で苦労している美容師も多いのも事実です。
美容師を辞めてしまう人の大半がお給料が少く、休みもすくないという理由です。
美容業が好きでなければこの仕事はできないと思いますのでこれから先も生半可な気持ちで美容師を目指そうと思っている方は挫折するのが目に見えているので違う職業を選ぶことをおすすめします。