3年半で美容師を辞めた私が後悔したこと5選
離職率が高いことで有名な美容師という仕事ですが、筆者も新卒で入社して3年半で辞めてしまった美容師の1人です。あの時もう少しだけ踏ん張れていれば、、。
といった後悔の念が今でも残ります。労働時間が長く、お休みも少ないしお給料もなかなか上がらない。
美容師の世界は厳しく、辞めてしまいたくなる気持ちは痛いほどわかります。
この記事を読んですこしだけ立ち止まって考えていただけたらと思います。
後悔その1.カットができるようになるまでは続ける
スタイリストになったとはいえ、3年半の経験だけでは十分カットができる美容師ではありません。
カットができなければ新しい美容室に転職しようとも、また1からのスタートになる場合がほとんどです。
別の業種に転職するも「美容師だった=カットができる」とあたり前のように定義されます。
カットができるかできないかでは新しい美容室で働くにしても、別の職種に転職するにも雲泥の差があります。カットができるようになるまでは辛抱強く続けてほしいと思います。
後悔その2.技術がつけば自信もついてくる
特にアシスタントの頃は失敗して先輩に怒られないようにとか、お客様に迷惑をかけないようにといったプレッシャーに押しつぶされ、嫌になってしまうこともあるのではないでしょうか。
技術は数をこなせば上達しますし、失敗をした分だけ応用力がつくので自信も自ずと湧いてくるものです。
一時の気持ちの落ち込みで辞めたりせず嫌になったところからあと少しだけ耐えて続けてみてほしいです。どんな職業に転職しても共通することですし、衝動で辞めてしまってもさほど状況を変えることはできないものです。
後悔その3.今までの努力を振り返ってみる
営業の前後に練習をしたり、休みの日にモデルハントをしたりと楽じゃなかったことばかりだと思います。美容師になるための努力は並ではないです。
その努力を美容師として発揮してほしいと思います。
美容師を辞めてしまった筆者は費やした時間を美容師として発揮できなかった上、せっかく買ったシザーも大して使わずに終わってしまいました。
分割払いで買ったシザーは美容師を辞めてからしばらくして完済しました笑。
後悔その4.環境を変えてみる
最近ではアシスタントの初任給でも20万円くらいからスタートする美容室も増えてきていますし、週休2日で拘束時間は9時間といったいわゆる一般的な会社員と同じようなリズムで働ける美容室も増えてきています。
フリーランスや業務委託という働き方を取れば、働く時間とペースを自分でコントロールしやすくなる場合もあります。自分に合った働き方を見つけることで、環境を理由に諦めずに美容師を続けていけるかもしれません。
後悔その5.初心を思い出す
美容師というステップを踏んで新たな道に進むのも大いに賛成ですが、いったん初心の頃を思い出してみてください。
理想と現実は違ったかもしれませんが、あの頃思い描いていた美容師に少し近づけている自分がいるのではないでしょうか。
お客様に喜んでもらえたこと、アシスタントとしてお店に貢献できたこと。
美容師をしていて良かったと思う瞬間を改めて思い返すと、大変だったことも功を成しているのではないでしょうか。
辞める決断をくだす前に、もう一度自分の成長を見つめ直してあげてあしょう。
まとめ
美容師の世界は厳しく、お給料の低さや勤務日数の多さに嫌になることはあると思います。
そこを乗り越えた先に美容師の本当のおもしろさが待っているので、そこまではどうか耐えて欲しいという思いで暑苦しくお話をさせていただきました。
美容師の活躍の場はどんどん広がってきていますし、時間に縛られない新しい働き方も浸透してきています。
みなさんにはぜひ後悔のない美容師人生を送ってほしいと思います。