個人美容室と大型美容室のメリットデメリット

個人美容室で働くか大型美容室で働くか、就職する際に悩まれる方もいると思います。
どちらが良い悪いという訳ではありませんが、それぞれのメリットデメリットがあることは覚えておく必要があります。
そこで、個人美容室と大型美容室のメリットデメリットをご紹介します。
個人美容室のメリット
1.アットホームな環境
アットホームな環境づくりがされているのは個人美容室のメリットです。スタッフ数が少ない美容室であれば、人間関係がこじれることもなく、仕事ができるでしょう。
また、社員旅行がある美容室もあるといいます。
これは、大型美容室ではないメリットです。
2.自分のペースでスタイリストを目指せる
大型美容室では、カリキュラムが組まれていたり、同じレベルのスタッフに負けないように頑張らないといけない雰囲気があります。個人美容室では、新卒が1人のことも多く自分のペースで技術を練習していくことができるのです。
競いながらステップアップしたくないという人には個人美容室がむいているかもしれません。
個人美容室のデメリット
1.福利厚生がしっかりしていない
大型美容室と比べると、福利厚生が劣ると思います。社会保険や雇用保険など各種保険に加入してもらえない美容室が多いです。
また、週休2日制ではなく、火曜日+月2日といったように休みも少ないことが特徴です。
個人美容室は、そこの店長がすべてやり方を決めるので、なかなか改善しないことがデメリットでしょう。
2.安定していない
今は、一つの駅でも美容室がひしめき合って出店しています。ここ3年間の出店数約34500店に対して、閉店数は26000店となっています。
これだけ美容室の閉店が多いのです。
この閉店となっている美容室の大半は個人美容室となっています。
ですから、働き出して数年したら、潰れてしまったなんてことも考えられるのです。
大型美容室のメリット
1.同期ができる
同期ができて切磋琢磨しながら仕事ができることです。特にアシスタントの時は、仕事に練習に毎日忙しく、心が折れてしまうこともあります。
先輩には相談しづらいことでも同期なら、心を許せて相談もできるはず。
美容師になったばかりスタッフは、一緒に頑張れる同期がいることはメリットになるでしょう。
2.スタッフが多いのでたくさんのスタイリストから学べる
スタッフ数が個人美容室よりも多いこともあり、たくさんのスタッフから技術を教えてもらうことができます。スタイリストといっても、それぞれ好きなデザインやヘアスタイルがあるので、カット方法は異なります。
アシスタントに入りながら、「このスタイルの作り方を知りたい」と思えるスタッフに出会える確率も高くなるでしょう。
また、大型美容室では、各店舗合同の練習会もあることが多く、メイクや着付けを学べることもあるので、知識や技術を学べる環境が整っているといえます。
大型美容室のデメリット
1.退職するスタッフが多い
個人美容室に比べて大型美容室の方が退職するスタッフが多いです。スタッフが多い分定着率も悪いといいます。
理由は、自分で美容室を企業する人や人間関係の問題、スタイリストになりもっと稼げる美容室への転職などです。
2.なかなか意見が通らない
個人美容室であれば、店長がすぐ近くで仕事をしていることもあり、なにかあれば話をできるチャンスはいくらでもあります。提案や要望なども通りやすいでしょう。
しかし、大型美容室では、オーナーは出社していないことが多いので、直接要望を伝えるチャンスはなかなかありません。
また、伝えても通らないことの方が多いのです。
スタイリストになって、お給料の交渉などもしづらいでしょう。
まとめ
労働時間が長い美容師は。労働環境が整った美容室で働くことがなにより大切だと思います。見学ができるサロンもあるので、転職や就職する際は一度話を聞きに行くと良いでしょう。