縮毛矯正をしたお客様にパーマをかけたいと言われたらどうする?

縮毛矯正したらパーマがかかりづらい。
これは、どの美容師でも周知のことでしょう。
しかし、縮毛矯正をかけているのに、パーマをかけたいというお客様は意外と多くいらっしゃいます。
そこで、もし縮毛矯正をしているお客様がパーマをかけたいと言われた時の対処法をご紹介いたします。

どうして縮毛矯正をかけるとパーマがかかりづらいのか>

縮毛矯正は、1剤と2剤がありますね。
1剤は、髪の内部結合をほどき、髪を軟化させます。
十分に軟化したらストレートアイロンで、髪をまっすぐに形成して、2剤で再結合させるのです。
そうすると、くせ毛が伸びて、ストレートな状態に仕上がります。

縮毛矯正は、半永久といわれており、一度かけてしまえば、何度も同じ部分をストレートにする必要はありません。
伸びた部分だけ、また縮毛矯正をかければ良いのです。
くせ毛の人には嬉しい効果ですが、髪の内部のタンパク質を変形させているので、かなり髪へのダメージがあります。

パーマと縮毛矯正は、正反対の施術となりますね。
ですから、髪に負担が掛かる施術を交互にするのは、とてもリスクがあるのです。
また、縮毛矯正は、熱によって髪のタンパク質を変形させているので、普通のパーマをかけようと思っても、思うようなキレイなウェーブができません。
これが、美容師を悩ませる縮毛矯正とパーマの相性なのです。

絶対にパーマスタイルはつくれない?

縮毛矯正をしたら絶対にパーマをかけられないのかというとそうではありません。
普通のコールドパーマは、うまくウェーブが作り出せませんが、ホットパーマでしたら可能となります。
ホットパーマとは一般的に、デジタルパーマやエアウェーブ、コテパーマなどです。
では、これらの施術を簡単にご紹介します。

1.デジタルパーマ

デジタルパーマは、縮毛矯正と同じ原理となります。
そのため、ホットパーマの中でも強くウェーブをつくることができる施術です。
元々直毛で、コールドパーマではすぐにとれてしまう人におすすめのパーマですが、縮毛矯正毛でもかけることができるのが特徴です。
ただし、縮毛矯正と同じ原理とお伝えした様にダメージも縮毛矯正と同じかそれ以上はあるので、お客様の髪をしっかり確認してかけても問題ないか判断が必要です。

2.エアウェーブ

ここ10年以内で扱っている美容室がかなり増えたエアウェーブ。
エアウェーブは、空気の乾燥を利用したパーマです。
縮毛矯正と似ている原理のため、強くない縮毛矯正ならパーマをつくることができます。
また、デジタルパーマ程のダメージもなく、最小限にすることが可能です。

3.コテパーマ

コテパーマは、髪を巻くコテを利用したパーマです。
施術時間が掛かることと、強く掻けられないことがデメリットでもあり、扱っている美容室は限られていますが、コテパーマも縮毛矯正毛でもパーマをかけることができます。
ダメージは、コテの熱の熱さや髪に当てる長さで調節可能なので、美容師の腕次第というところでしょう。

まとめ

ホットパーマは、縮毛矯正をしていてもパーマをかけることが可能です。
ただし、縮毛矯正は髪にかなりのダメージがあるので、縮毛矯正をした直後ではなく、少なくとも6ヶ月~1年程あけてからかけることがベストです。
「最近縮毛矯正をかけました」というお客様の髪にホットパーマをすることはリスクが高いことを覚えておきましょう。
パーマはお断りするのが、一番良いかと思いますが、どうしてもかけたいというお客様には、ダメージのリスクがあることを承知の上で弱い薬剤で施術してください。
最近の美容室の薬剤は、髪に優しく作られていますが、やはり、縮毛矯正やホットパーマまだまだ髪へのダメージはありますから。
お客様の要望に応えながらも、しっかりと伝えましょう。

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