将来を考えるなら管理美容師免許は取るべきか？
将来独立することは考えていないけど、管理美容師免許は取得したほうがいいのか？
美容師を続けていく中で管理美容師免許を取るか否か、一度はみなさん考えるのではないでしょうか。
もし管理美容師免許取得に迷っているならば、是非この記事を読んで検討してみてください。
ズバリ管理美容師免許は取得した方が良い！
なぜなら今の時点で将来独立することを考えていなくても、長い美容師人生で考えが変わることは多々あるからです。
1人で営業する場合以外は、必ず美容室には管理美容師がいなければなりません。
いざ1人で独立し売り上げが順調に伸びてきたのでアシスタントを雇うとなれば、管理美容師免許が必要になります。
しかしその時では営業に時間が取られてしまい、管理美容師免許取得に必要な3日間の講習を受ける時間を確保するのが難しくなってしまうのです。
管理美容師免許は美容師免許を取得してから３年以上美容師として勤めていれば、講習会に3日間出席することで取得することができます。
独立を考えていないくとも時間が確保できる内に取得しておくと、いざという時に計画的に進めることができるのです。
管理美容師免許取得の方法
美容師免許の時のような筆記試験や実技試験はありませんので案外取得しやすいんです。
では管理美容師免許の取得に必要な準備をご紹介します。
1. 管理美容師資格認定講習会の受講申し込み
公益財団法人理容師美容師試験研修センター（ http://www.sb.rbc.or.jp/index.html）から受講をWEBから、もしくは郵送で申し込みすることができます。
申し込み後は研修センターから申し込み書類一式が送られてきますのですぐに書類準備に取り掛かりましょう。
2.美容師免許証のコピーを用意
美容師免許証を失くしてしまった方は再交付申請を、氏名や本籍地が変わった方は美容書換え申請を先に済ませてから講習会の申し込みをしましょう。
公益財団法人理容師美容師試験研修センター（ http://www.sb.rbc.or.jp/index.html）から両方とも申請することができます。
3.業務従事証明証を用意
3年以上美容師として勤めたことを証明する、業務従事証明証を用意します。
証明する期間中に複数店舗に勤務した方は、必要な枚数の業務従事証明証を用意しましょう。
雇用主から印を押してもらう必要がありますので、美容室を退社してしまった方は事前に雇用主に連絡をしておくようにしましょう。
4.証明写真の用意
縦4.5cm横3.5cmのパスポートサイズの写真を用意しましょう。
正面、無帽、無背景の写真で6ヶ月以内に撮ったものを受講者写真票用紙に貼ります。
5.受講料を振り込み
管理美容師資格認定講習会の受講料は18,000円です。
払込取扱票用紙を使って振り込みます。
以上2〜5の書類を用意し、研修センターから送られてきた専用の封筒で期日までに必ず「簡易書留」で郵送しましょう。
準備するものは多くありませんが、忙しく美容師として働いている方だと意外と大変だったりします。
講習会は定員に達すると受講できなくなってしまうので、早め早めに準備できるようにしましょう。
年に2回しか開催されない講習会ですので、機会を逃さないよう計画的に準備を進めてくださいね。
管理美容師免許の可能性
まつげエクステサロンやネイルサロンでも、衛生管理の知識を持っていることから管理美容師が歓迎される求人も多いです。
美容師の働き方が多種多様になったことで、美容師としての独立はもちろん、アイリストやヘアメイクとして独立をするといった、思い描いていた姿とは違う形で活躍していく方も美容業界には多いです。
管理美容師免許を持っていないことで特別不便するようなことは無いでしょう。
ただ少しでも将来の可能性を広げておくためにも、管理美容師免許を取得しておくのは賢明な判断だと思います。
まとめ
独立などを考えてから管理美容師免許の取得に進むのが一般的な流れですが、自由に使える時間が少ない美容師さんだと目まぐるしい忙しさになる場合もあるのです。
3年以上美容師として勤めているならば、管理美容師免許取得も視野に入れておくことをお勧めします。
管理美容師免許がなくとも美容師として活躍されている方は大勢いらっしゃいますが、美容師の活躍の形は昨今本当に様々です。
美容師の仕事が大好きで夢中になっているのであれば、将来の自分の可能性のために投資をするつもりで管理美容師免許を取得してみてはいかがでしょうか。
