ママが美容室で求めている事をママ美容師が解説!
美容室のお客様にはママの方が多くいらっしゃると思います。特に平日に来て下さる方が多いので美容師としてはありがたいですよね。
しかし「ママが美容室に求めていること」って考えた事はありますか?おそらく考えた事がある美容師さんは多いと思いますが、実際に私がママになって美容室に復帰した際に少しギャップがあると感じました。
そこで現役ママ美容師がママ目線で美容室に求めている事を解説します。
話はとにかく聞いて欲しい
美容室でよく見かける光景として「美容師側がよく話している」という状況を見ますが、ママは普段から「ひたすら子供の話を聞く」という事をやっています。
特に小さい子供がいるママは「とにかくママに話しかける」「意味はないけどママに話しかける」という時期があるので、常に相手をしているママは話を聞く事に疲れているのです。
本当は1人になりたかったり、子供の話を無視したくてもなかなか出来ないのが現状です。
私も2歳の子供はずっと私に話しかけてきますし、常に「ママ、ねえねえ、ママママ」という状態。
正直子供の話し相手になっているだけでかなり体力を使います。
そのため「美容室ではゆっくりしたいし、気も使いたくない」という思いがあります。
美容師に過度に話しかけられたり、自分の話ばかりしている美容師を見ると少し疲れてしまうと感じるママもいるので注意が必要でしょう。
もちろんお客様によって「話したい人」「話したくない人」といらっしゃるので、そこはお客様に寄り添ってきちんと見極める必要があります。
子連れで来店する時は過度に気を使わないで欲しい
子供と一緒に美容院に来店するのはとても大変です。
私も自分が子供を連れて美容院に行くようになってから、どれほど大変な事かを痛感しましたし、美容師側が思っているよりもママは気を使いながら連れてきているという事が分かりました。
ほとんどのママは「子供を置いて美容室に行きたい」と思っていますが、事情により難しい人がいるのも事実です。
どちらかと言うと仕方なく連れてきているママが多く、来店前には不安を抱えている人が多いです。
「子供が騒いで他のお客さんに迷惑かけないかな」「じっと待っていなくて動き回ったらどうしよう」「急に泣きだしたりダダをこねたらどうやって対処しようか」など、事前に考えて来店されています。
ママもあれこれと対処方法を考えて来店されている事を、まずは頭に入れておきましょう。
その上でもちろん美容室側も対策をされていると思います。
「子供が飽きてきたらアイパットを渡そう」「子供用のスペースで遊ばせよう」「手の空いているスタッフに遊んでてもらおう」など、様々な対策がありますよね?
もちろんこれはママにとってはとても嬉しい事ですし、本当にありがたいと感じています。
しかしこの気遣いが過度にされると、逆に疲れてしまうと思うママもいるようです。
例えば「すごく泣いている子供をカット中だから他のスタッフが必死に面倒みている」という時は、カット中なので仕方のない事かもしれませんが、ママの心情としてはとてもそわそわしてしています。
カットの仕上がりに納得していなくても、子供の事が気になって「大丈夫です」というママもいます。
その為、もしこのような時は「一旦カットの手を止めてママと子供がコミュニケーションする時間をとる」という方が、ママの気持ちとしてはありがたいです。
見極めるポイントは「子供に気を使うよりも、子供を心配するママの気持ちに寄り添う」事を意識して気遣いをした方が、ママが気持ちよく美容室の時間を過ごせるでしょう。
1人の時間を楽しみたい
私自身がママになって感じた事の1つに「1人になる時間がない」「1人になりたいタイミングでなれない」という事でした。
その為、美容室で1人になるという時間もママにとってはとても貴重なのです。
この貴重な時間を「とても有意義に過ごしたのか」「それとも疲れて過ごしたのか」という点が、次回の来店に繋がると言ってもいいでしょう。
ママによってタイプが違うので見極めが必要ですが、「沢山話せて楽しかった」というママもいれば「話過ぎて疲れてしまった」というママもいます。
同じ行動でもママによって受け取り方が変わるので「この人はどっちのタイプなのかな」と考えながら接するといいでしょう。
まとめ
時には子供に振り回される事もありますし、夜にグズグズして寝れないなんて事もあります。
でもそんなママ達にとって美容室に行くというのは、本当に癒される時間であり自分へのご褒美だと考えているママが多いです。
だからこそ美容師側も「このママはどう過ごしたいのか?」を親身に考える事で、よりママの気持ちに寄り添う事が出来ますし、次回の来店にも繋がります。
ポイントは「話はとにかく聞いて欲しい」「子連れの時は過度に気を使わないで欲しい」「1人の時間を楽しみたい」と思うママが多い事です。
見極めが必要ですが、ママが来店した時の参考にしてみてください。