美容室経営。営業時間・休日の決め方

「ついに美容室独立だな~朝はゆっくりしたいから11時オープンにして、休日は週休二日もありだな~独立最高」
自分が経営者になると好きに時間を決めることが出来るのも醍醐味の一つ!なんですがあまりにもはしゃぎすぎて軽い気持ちで決めてしまうと後々大変なことになりますので、独立してまる3年の僕の経験を踏まえてお話しします。
・適切な営業時間の決め方
・休日の決め方
・自分が理想とする働き方を実現する方法
ちなみにいうと、僕は上記の決め方を最初に失敗してかなり苦労したので皆さんは同じ過ちをおかさないように記事にします。
適切な営業時間の決め方
自分のお店のウリを考える
住んでる地域の人たちに合わせる
まず考えるべきは自分のお店のコンセプトです。
なぜコンセプトを考えるのかというと、コンセプトにあったお客様の.ライフスケジュールに合わせる必要があるからです。
いくつか例をあげましょう。
1、ファミリー向けコンセプト
ファミリー向けの美容室にするのであれば、午前中の早い時間から空けることによって旦那さんを見送り、子供を保育園にあずけたママたちが来店しやすくなります。ママにとって午前の時間はとても貴重です。
そして当然ファミリー向けであれば旦那さんも顧客として囲い込みたいので、夜仕事が終わってから来れるように終了時間を決めておく必要があります。
ファミリー向けコンセプトであればお昼の時間帯は割とゆっくりと過ごすことができるでしょう。
2、メンズ特化美容室
最近流行のメンズ特化美容室であれば、午前中は遅めの開始時刻でも大丈夫ですが、夜は極端に遅くしておく必要があります。メンズの大半は仕事をしていますので仕事終わってから通える美容室は重宝されます。
また大学生などは昼間の時間が空いてたりするとカラーやパーマなど特殊な施術が入ることも多いので午前中に自分たちのレッスンや経理処理など雑用済ましておきましょう。
3、年配層狙い美容室
この年配層狙っている美容室は比較的地元でされている方に多いかと思います。年齢層高めの人たちは午前中に動く人がほとんどで夕方になると客足は少なくなります。
ですのでこの美容室であれば午前中はファミリー向け美容室よりももっと早く開けておく必要があります。
最低でも朝の8時にあけておく事は必須かと思いますので田舎で独立を予定されている方は考えておくべきですね。
休日の決め方
二日も休んで良いのか?と思った他人も多いと思います。
例えば、あなたが1人経営でお店の掃除から、電話対応、お客様のカットからシャンプードライまで全てしたとして、終わった後くたくたになるのは必須。
特に今まで普通のサロンに勤めていて、自分の下にアシスタントが居た場合はカットに専念出来ていたと思うのですべて一人でこなすのは至難の業。
とくに独立したばかりで年齢が若いうちは大丈夫だったとしても、5年、10年と年齢を重ねていく内に体力は確実に衰えていきます。
それなのに週休1日などに設定していたら体力を回復させるだけで休みが終わってしまうのでライフバランスが悪すぎる。
最低でも週休二日は必ず取るようにしましょう。
自分が理想とする働き方を実現する方法
客単価をあげよう
予約システムに工夫を
自分の理想とする働き方を実現するのはいたってシンプル。
・客単価をあげよう
売り上げがしっかりあれば何の気兼ねなく休める。これだけです。
では売り上げを上げるためにはどうするのか?まずは客単価をしっかりと上げておきましょう。
カット3000円と4000円では一日に10人切れば1万円変わってきますよね。
それが25日営業であれば25万。
さらに施策を打つなら、カットのみのメニューを作らないこと。
カット+スパ、カット+ポイント染めなどといったカットに必ず付随してメニューを付け加えて売りましょう。
その時にカット単品よりもカット代金が少しお得にしておくとお客様に抵抗なく受け入れてもらえます。
1人経営であればかならず客単価を上げる事意識すること。
・予約システムに工夫を
これは僕が失敗したことなのですが、予約を電話受付一本にしてしまったことです。
とにかく施術中に電話がなればそのたびに手をとめて電話対応をしないといけないので、お客様の満足度が下がりますし、回転率も下がって悪循環。
ネット予約システムは少しくらい高くても機能性が高いものをえらびましょう。
最近ではSNSから予約するお客様も増えましたので、初来店時からネット予約すると次回割引するなどして教育しましょう。
まとめ(営業時間・休日の決め方)
結局のところ売り上げがしっかりあれば週休3日でも問題なし。
独立して最初にきめたことはオープンしてからは変えにくいので最初にしっかりと計画してきめましょう。
休みをどんどんふやして自分の人生を充実させてください。
それでは。