移動理美容という働き方について
昨今の美容業界では、様々な働き方や多種多様な職種があります。
美容業界の仕事は、若い施術者が多く、年齢が上がるにつれて施術者が減少しているように思われます。
少子高齢化が進むこの時代に、今後私たちは年齢を重ねるにつれてどのような働き方をしたら良いか悩むところですよね。
そこで今回は私が経験した、移動理美容という仕事についてお話ししたいと思います。
移動理美容とは
初めて聞くという方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、今後注目される仕事になることは間違いないと思います。
移動理美容とは、介護施設や児童養護施設、社会福祉施設等に出向き、施設の利用者様に対して理美容の施術をさせて頂くというお仕事です。
仕事内容について
会社により、パターンは違いますが、移動理美容専門の会社が所持している、
車内が本当の理美容室のように改造された専用のトラックで施設に直接出向き、トラック内で施術をします。
その際に、施設から利用者様を誘導したり、車椅子での移動をお手伝いします。
その後、トラック内で施術をするのですが、利用者様の食事やレクリエーションの時間が決まっているため、限られた時間内で迅速に施術を行わなくてはなりません。
利用者様によっては、気分によって施術を受けたくないという方もいらっしゃるので、いかに気分良く利用して頂くかもポイントとなります。
また、ベッドから移動できない利用者様に関しましては、ベッドが汚れないように専用の道具を用いて、迅速に施術を行っていきます。
トラックで訪問するパターン以外にも、美容室から美容師が派遣され、病院や施設に併設された専用の理美容のお部屋にて施術するパターンもあります。
給料について
正社員や契約社員、パート、アルバイト、派遣、美容室に所属している等、雇用形態は様々です。
正社員の給料は20万円〜というものが一般的です。
パート、アルバイトに関しては時給1,000〜1,500円くらいまたは日給が設けられている場合があります。
ただし、会社によっては業務が早く終わった場合に、給料を引かれることがあります。
また、遠方の施設の場合、移動時間が1時間以上かかったとしても、賃金が発生せずに拘束されることがありますので、あらかじめ確認しておかれることをお勧めします。
待遇、福利厚生について
交通費支給(実費ではなく距離で計算される場合有)、労災保険、雇用保険等は最低限ある場合が多いです。
社会保険、社員旅行、有給休暇等はあったらラッキーと考えておいた方が良いでしょう。
有利な資格について
実際に私も、介護職員初任者研修の修了証を取得しました。
また、管理美容師免許も有利な資格となるでしょう。
どちらも会社によっては、資格手当が支給されることがあります。
まとめ
しかしながら、今後は今以上に需要が高まる仕事となることが想像できます。
また、やりがいのある仕事でもあります。
美容師としてキャリアを積んできて、新たなことにチャレンジしてみたいという方はぜひとも検討してみてはいかがでしょうか。