オーストラリアワーキングホリデー中の美容師生活

2012年の春にワーキングホリデーを使ってオーストラリアへ渡航しました。
現地の日系サロンに約9か月ほどスタイリストとして仕事をし、合間などにオーストラリアを旅行しました。
オーストラリア滞在中の生活や、美容師としての仕事内容などを話します。

その1(オーストラリアの生活のスタート)

2012年の春に、日本からオーストラリアへ渡航しました。
空港に到着後、現地のサポート会社の方が私をピックアップし、1か月間お世話になるホームステイ先へ。
翌日、サポート会社の方と一緒に銀行口座の開設や、携帯電話に使用するSIMカードの手続きなどをしました。
その後、ホームステイ先に滞在しながら、語学学校に約1か月間通いました。
午前中から午後3時頃まで学生として過ごしていました。
同じ日に語学学校に入学したイタリア人の友人とは、今での連絡を取り合う仲です。
美容専門学校卒業後に、学生生活を再度送れたことはいい経験になりました。
語学学校に通いながら、次のステップである日系サロンへの挨拶、そして新しい部屋探しをしました。
就職先の日系サロンが都会の中心だったので、徒歩圏内で行けるシェアルームに、ホームステイ後住むことが決めました。
2人1部屋を日本人の女の子とのシェアルームでした。
シェアルームの家主はオーストラリア人と日本人の共に男性カップルで、このカップルと私達日本人女子2人で約10か月間生活しました。

その2(オーストラリアで美容師生活)

就職した日系サロンは、都市の中心部に2店舗構る大きなサロンでした。
オーナー、チーフは永住権取得者。
スタッフのほとんどがワーキングホリデーで渡航した美容師でした。
国が指定した農作業などの仕事を約3か月し、申請すると2年滞在可能でした。
仕事に就く前に、2年滞在のビザを取得して働いた美容師もいました。
また、ビザが終了したため学生ビザに切り替えて延長で働く美容師もいました。
様々な境遇の美容師と一緒に、仕事できたことは私を成長させ、色んな道があるんだと気づかせてくれました。
最初の1か月は慣れないため、アシスタントとして働きました。
チーフやスタッフのカウンセリングを聞いたり、アシストするなどして、毎日ノートにメモしました。
サロン営業終了後は、スタッフに協力してもらい、英語のカウンセリングの練習に付き合ってもらいました。
この期間を終え、無事にスタイリストとして仕事を始めました。
最初は、日本人とアジア人のお客様から施術に入りました。
特に、中国、台湾、香港のお客様は日本人の技術を好む方が多く、当時海外では珍しいデジタルパーマも導入していたサロンだったので施術を受けたく来店されました。
何度か接客に入る中で気づいたことがありました。
それは、削ぎを必ず必要とする日本人に比べて、中国などのアジア人のお客様は削ぎを好まない方が多いことに気付きました。
毛量はそのままキープして、長さを切るのみのお客様も度々来店されたので、ブラントの技術がそのまま反映されます。
スピードも必要でしたが、技術を求めて来られるお客様が多いので1人1人慎重に接客しました。
また、マレーシアやシンガポールなどアジア圏のお客様も多く、デジタルパーマや縮毛矯正の施術を受けるために来店される方もいました。
少しづつ、慣れた後オーストラリアのお客様のカット施術に入る機会も増えました。
非常に、細い髪の方が多いため、削ぎを好まない方が多くブラントでデザインするヘアスタイルをよく作っていました。
また、クセも強いこともあり、思った以上にテンションをかけてブローをするなど日本との違いを知りました。

その3(オーストラリアでの美容師で出会った印象的なお客様)

印象的な出来事がありました。 それは現地の方が、日本のヘアスタイル本を持参し、デジタルパーマをかけたいとのことでした。
当時、輸入して使用していたデジタルパーマの薬剤は、日本人向けに作られていたものだったため彼女の細い髪では綺麗に当てる保証がないと伝えました。
現在は、海外の方向けにも薬剤が改良されて施術可能です。
ただ、その時は申し訳ない気持ちいっぱいで、出来ないことを伝え了承してもらい、帰っていただきました。
海外のお客様全般に言えることは、できる施術できない施術をハッキリさせ、説明することが非常に重要です。
今回の場合、毛質の兼ね合いでお断りしましたが、自分のできる技術とできな技術は相手にしっかり伝えないと大きなトラブルの元になります。
カウンセリングの重要性、あとはお客様との関係性が重要だと感じました。
主にアジア人のお客様中心で接客していましたが、顧客に現地の男性のお客様がいました。
来店された最初は、伸ばしっぱなしのロングヘアでした。
その状態から、一気に2ブロックへとカットしかえました。
一ヶ月後、再来された時に「彼女にこのカット、カッコいいよと言ってもらえたから、また同じ感じに切ってくれるかな?」と言ってもらえた時は今でも鮮明に覚えています。
どの国のお客様も、施術が終了したら「ありがとう。」の一言がもらえ、自分に自信が持てるようになりました。

まとめ

約9か月、スタイリストとしてオーストラリアで働いたことは、自分に自信がつきとてもいい経験になりました。
色んな国のお客様の接客をさせてもらえる環境と、周りのサポートもあり非常に楽しく生活することができました。
海外での美容師を考えている方や、気になる方への情報として1つ知って頂けたら嬉しいです。

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