美容師の仕事はブラックって本当?
東京都中央区の美容室の月の休みはどれくらい?
美容師はブラック企業のイメージがあると思います。
実際、私が働いていた東京都中央区の美容室のお休みや、福利厚生などをご紹介します。
月のお休みはどれくらいあるの?
これは、「事実」です。 一般企業では、土日祝日休みで年間休日は120日あるのが当たり前になっている現在。
美容室は、基本的に土日祝日はお休みできません。
今は、大手美容室は週休2日のところもありますが、私が働いていた美容室では、火曜日と平日2日好きな日にお休みを取れました。
そうすると、月平均6~7日休みです。
今思えば、とても少ないと思います。
また、お休みの火曜日にはメーカーが開催している講習を受けたり、カラーやカットモデルを探すこともあったので、ゆっくりできる日は月2.3日です。
また任意ですが、コンクールにも出場することができたので、自分の技術を試したいと休みの日を使ってモデルを探して練習をしていたこともあります。
コンクールはだいたい美容師に合わせるように、火曜日に開催されるので、公休を充てることはありませんでした。
正直、20代で若いから体力的にも続けられる仕事なのかなと思える部分もあります。
スタッフの年間休日は、80日~90日程でしょう。
私の働いていた美容室の年間休日は、平均的といえます。
子供がいてパートで働いているスタッフは、平日10時~17時まで、週5日働いていいましたが、時給制となるので、それほど稼ぐことはできませんが、そういった働き方もできます。
有給休暇や夏休みはあるの?
今では考えられないと思いますが、風邪で休んだらお給料から天引きされていました。
これだけ働いているのに、有給休暇が与えられていなかったのです。
これも、大手美容室では有給休暇が与えられているようですが、個人美容室では、店休日と公休日以外にお休みすることができません。
ただし、夏休みと年始のお休みはありました。
夏休みは8~9月の間に3日間とることができます。
公休2日と火曜日、夏休み3日を使えば、最大6日間の連休になったので、スタッフそれぞれ海外旅行に出かけたり、実家に帰省したりしてリフレッシュしていました。
年末は残念ながら12/31まで仕事です。
年末は、繁忙期になるので、今年中に髪をキレイにしたいというお客様がたくさん来店されます。
そのため、お休みは取れません。
でも、閉店を21時までではなく18時に閉店できるように、予約を調整してなるべく早く帰宅できるように配慮をしてくれていました。
これは、個人店だからできることかもしれません。
年始は、カレンダーによりますが基本的に1/1~1/4です。
ゆっくりはできませんが、まとまった休みが取れるだけでも嬉しかったです。
お誕生日休暇とは?
本人のお誕生日には、公休とは別に特別にお休みがもらえるのです。
また、結婚しているスタッフは、配偶者の誕生日にもお休みがもらえます。
普段お休みが少ない分、「特別な日にはゆっくり家族で過ごしましょう」という店長の方針です。
こういったお休みをもらえることで、働いているスタッフもありがたいなと思えていましたし、せっかくもらったお休みだから有効に使わないと勿体ないと、お出かけをしていました。
私が働いていた美容室ではありませんが、恵比寿で働いている友人の美容室では、スタイリストデビューをした年にまとめて1週間のお休みをもらえる制度がありました。
デビューおめでとうという意味とこれまでアシスタントして頑張ってくれたご褒美としてもらえるそうです。
こういった面白い休暇制度を設けている美容室が多くあります。
美容室はブラック企業?
パワハラはありませんでしたが、休みなども少ないですし、有給もない。
働いている時には、なんとも思わなかったのですが、やはり接客業の中でのダントツでお休みは少なく、お給料も少ないといえます。
ただ、働いているスタッフから不満はあまり出ていませんでした。
私含め、アシスタントの時は、技術を学ぶことで精一杯だったので、お休みが少ないことは当たり前でしたし、自分の技術向上のために講習にも行っていました。
手に職の仕事なので、スタイリストになりカットできるようになれば、これからどんな働き方もできるのです。
お店を持つこともできますし、パートなどの時短で働くこともできます。
これは、スタイリストにならなければ実現しませんので、アシスタントやスタイリストになりたての内は、頑張って働くと良いでしょう。
それには、労働日数が多くても、これからの未来のためだと思えば、乗り越えられました。