不器用な私が美容師カットコンテストで入賞するまでの道のり
美容師になるとたくさんのコンテストがありますよね。美容専門学校時代から積極的に参加していた方も多いかと思います。
カット、アップスタイル、カラー、ワインディング、メイク、ネイル、着付けなどジャンルは様々です。
以前私が働いていた美容室は積極的にコンテストに参加する風潮があったので私の経験をお話ししていこうと思います。
コンテストはやりたいなら出るべし！やりたくないなら出ないほうがいい！
コンテストに出るとなると営業前、営業後に練習や準備、モデルハントをする事になるのでかなりのやる気と体力が必要になってきます。
はじめから自分でやる！と思えれば良いのですが、以前の職場ではコンテストに出なくてはいけない雰囲気、、出ないと先輩に怒られる、、というようなよくない風潮がありました。
コンテストに出ない！と言った日には先輩から何ででないの！？自分の為になるのにどうして！？賞を取ったことがないのに出ないなんて偉そうなこと言うんじゃない！など怒られたもんですね（笑）ですがコンテストに出ると言うのはあくまで強制ではありません。
初めは気持ちが乗らなかったけど楽しくなってきた！と思えるならもちろん素晴らしいことです！！
ですが最後までやる気なく続けるくらいなら無理する必要はないと思います。
私生活をコンテストに捧げる覚悟
もちろん仕事のメインはサロンワークなので練習は営業前と営業後になるのですが私の働いていたお店は10時半〜朝礼でしたので8時頃お店に行き練習してサロンワーク、そして21時に営業が終わるのでそのあと練習。
みんな自転車通勤でしてので終電がとっくに過ぎた時間でも練習してました。
あとは練習に必要なウィッグ、カラー剤、ブリーチ剤、モデル部門ならば衣装やメイク、モデルさんへの謝礼など、もちろん自腹になりますのでかなりのお金が必要になります。
だいたい１回のコンテストで5万〜10万くらい使ってました。
かなり規模の大きい全国の大会に出場して入賞経験のある友人は100万近く使ったと言っていました。
ですが時間とお金を思う存分かけたところで賞を取れるとは限りません。
コンテストに出た誰もが悔しい思いをしたことがあり、そこがコンテストの面白いところでもあります。
賞を取った時はやっぱり嬉しい！
ですが数年目でマスターズカップという全国美容週間が主催するカットコンテストで4位入賞する事ができました。
本当はみな1位を目指しているところではありますが、当時の私は4位でもかなり嬉しかったのとほっとしたのを覚えています。
賞を取った時と取れなかった時の違いで言うと、練習の時点からこうゆうヘアスタイルが作りたい！衣装はこれ！と決まるのが早く、イメージに近いモデルさんを見つける事もできました。
あとは先輩に見てもらった時もここをもっとこうすれば良くなる！というポジティブなアドバイスをもらえる事も多かったです。
イメージが自分の中ではっきりしていると本番もそこまで緊張する事もなくいつも通りに仕上げる事ができ、入賞する事ができました。
そしでコンテストでいつも思うのはモデル部門の場合、モデルさんとの信頼関係は本当に大切だと言うことです。
モデルさんは貴重な時間を割いて私たちの練習や衣装合わせ、仕込みなどに協力してくれます。
モデルさんあっての賞といっても過言ではありません。
1番大事なのはサロンワークに活かせるかどうか
どんなにコンテストで賞を取っても指名のお客様が少ない、売り上げが上げられない、、となってしまったら本末転倒な気もします。
せっかくコンテストに向けて練習したことは絶対サロンワークで活かすべきです。
このヘアスタイルなら私に任せて！と自信を持ってて提案したり、モデルさんとのコミュニケーションをサロンワークでのカウンセリングに活かせたりできるとよりステップアップしていけますね！
まとめ
今までコンテストに出場してきて悔しかったこと、やる気が起きなかったこと、イメージ通りの作品が作れて嬉しかった事など経験できてとても良かったと思ってます。また機会があればチャレンジしていきたいですし、今の自分の技術に満足せず勉強していきたいと思います。
