12年のキャリアを持つ美容師の失敗体験
私が美容歴１２年の中で失敗してしまったと思った事をいくつか書いていきます。
共感していただける事もあるかと思いますので、こんな事もあったなとか、これを読んでクレーム回避の参考になれば光栄です。
広い心で読んでいただけたらなと思います。
アシスタント時代の失敗
私もよく怒られていました。
一生懸命業務をこなしているつもりでも気づかないうちに失敗をしたり、スタイリストによってやり方も違うので注意されたりなど…。
ちなみに私は毎日にように注意されたりや叱られたりしていました。
よくメンタルがもったなと思うくらいです！
１０年くらい前はまだ美容業界も昭和の営業スタイルで年功序列制でしたし、下の子は手が空いていれば先輩の仕事を引き受けなければ怒られるし、休みは少なく給料もかなり低い業種でした。好きでなければ続けられない…。
最近は美容師も働き方改革で環境も良くなってきていますね。
しかし、先輩に怒られるよりもお客様に怒られる方がショックが大きいです。
お客様に怒られる前に先輩は後輩に注意し、クレームを回避してくれています。
今ではそれがわかりますので、ありがたかったなと思う時もあります。
アシスタントの時、私自身がクレームを受けたことは少ないのですが１つだけすごく覚えている事があります。
それが仕上げのマッサージのクレームでした。
そんなに強くマッサージしたつもりはなかったのですが、首が痛くなったと電話がありました。治すこともでいないので話を聞くくらいしかできませんでした。
それ以来マッサージをする時は必ず弱めにするようになりました。
何でクレームがくるかわからないものですよね。
スタイリストになってからの失敗
切らな過ぎてクレーム。
矯正がのびていないと激怒。
すいた髪の毛が多すぎて部分的に髪が短くなったと激怒など。
激怒されたことは少ないですが、かなりショックを受けるし、一時的に自身も無くなります。
いくつになったとしてもクレームはあると思いますが、同じ失敗をしないようにする事とわかっている事実は早めに説明してもう一度ご来店頂くなどの対応をした方がいいと思います。
他のスタイリストの方のクレーム処理も見ていて思うことは、お客様が激怒していまうポイントとして失敗した事実よりもスタイリストの言い方が引き金のような気がします。
言い方には十分注意した方が良いと思います。
一度怒り出したお客様には言い訳も通らないので、ひたすら謝罪するしかありません。
お客様の望むように返金やお直しをしてあげた方がいいでしょう。
お店選びの失敗
今の環境から早く抜け出したいと思うことが先走ってしまい、新しいお店の環境もよくわからないまま入店してしまうことがありました。
お店を見学させてもらっても何を聞いていいのかわからず、お給料や勤務時間などは聞いても詳しくまでは聞いていませんでした。
そのせいで入店してから不満に思うことも多く、最初にしっかり質問を考えておけばよかったと後悔しました。
社会保険に加入しているか、ボーナスはあるのか、住宅手当はあるのか、基本給や交通費や歩合の割合など細かく聞きづらいかもしれませんが、入店してから不満に思うより最初に聞いた方が自分のためです。
まとめ
できれば怒られたりはしたくないですよね。
失敗する事でどんなことに注意するべきなのかなどがわかると思いますので、失敗で終わらせず次に活かしていくことが大事なのだと思います。
先ほども述べたようにお店を選ぶ時も残業代はつくのか、ボーナスはあるのか、売り上げ目標を超えたら歩合はいくらつくのか、どのくらいで昇給するのかなど細かい所まで聞いた方がいいと思います。
聞きづらいからといってそのまま入店してしまうと後悔することがたくさんあります。
美容師を目指す若い子が減っている現在ですが、昔とは違って職場環境もだんだん良くなってきています。入店して覚えることは多いし、注意されることもあるかとは思いますが、真面目に仕事をしていれば意地悪をする先輩もいないと思うし、若い人材を育てたいと思っているからこその注意だと思っていただけたらなと思います。
私も後輩がいますが、後輩を育てるのは本当に難しいなと思うこともあります。
でもやはり後輩はかわいいです。
何とかしてスタイリストにしてあげたいと思うし、頑張って続けてほしいと願うわけです。
自分の接客も注意しつつ後輩のフォローもしなくてはならず、先輩は先輩で大変なのです。
この仕事が好きでお客様をきれいにしてあげたいと思うのであれば是非頑張って続けてもらいたいです。
スタイリストになればできることも増えるし楽しくなってきますよ。
