美容師アシスタント時代の過ごし方。これをやっておけばよかった!
美容師のアシスタント時代は一般的にとても長く大変だという認識がありますが、大変な事
ばかりではなく、お客様との関わりや自分の技術が向上した時など、楽しい事や嬉しい事が
多いのも事実です。
しかしアシスタント時代を何となく過ごしている人も多いと言われています。
そこで実際にスタイリストをして働く私が【アシスタント時代に早くからこれをやっ
ておけばよかった!】と感じた点を3つ紹介致します。
出来ない自分を受け入れる
技術でも接客で も未熟な部分が多いので、先輩からどんどん吸収したいですよね!
しかしこの【教えてもら う】という行為が出来ないアシスタントさんが非常に多いです。
「ダメだしされるのが嫌だ」 「怒られるのが嫌だ」「自分は出来ないと言われているみたいで嫌だ」という考えが根本にあ る事が原因のようですが、そのままでは「結果的に技術も接客も何も取得出来ない」という 状態になってしまい、スタイリストデビューまで時間もかかり、中途半端な美容師になりま す。
それでは嫌ですよね?
そこでまずは【出来ない自分を受け入れる】という練習を始めま しょう。
筆者も最初は【出来ない自分】がとても嫌で、先輩の教えを聞くのが嫌なアシスタ ントでした。
しかし中途半端な状態でスタイリストになってしまい、お客様からクレームを 頂いた時にこのままではいけないと思ったのです。
そこで【出来ない=伸びしろしかない】 【自分は無力で周りに助けられている】という考え方にシフトしました。
周りのスタッフに 感謝する気持ちと、出来ない事が多いのはまだ成長出来る余白がある!という事に気づけた 事で、先輩の教えを素直に受け入れる事が出来るようになり、売り上げも技術面もどんどん 成長していきました。
そのためアシスタント時代に【出来ない自分を受け入れる】という事 はとても大切なのです。
美容以外の世界から学ぶ
美容師という世界は美容に没頭できる環境です。
ほとんどの美容師がお店に滞在している時間も長いですし、技術を練習出来たり、座学を学べる環境にあるので髪に対する探究心がとても深まるでしょう。
しかしここで美容師だけに没頭してしまうと【美容以外の事がわからない】という状況になってしまうアシスタントも沢山います。
特にお客様は【色んな職種】【色んな環境化】に置かれている方が多く、接客面で対応するには美容師側にも知識や配慮が必要です。
しかしここで【美容しか知らない】という美容師は対応出来ないのです。スタイリストになってから対応出来ないのでは遅すぎます。
巻き返す事はもちろん出来ますが、アシスタント時代に身につけておいた方が自然と行えるようになるので、今のうちから意識して過ごしてみましょう。
その為【美容以外の世界の事を学ぶ】というのはとても重要なのです。
例えば朝にニュースを見て政治の状況を確認するのもいいですし、自分が今まで挑戦した事のない趣味を見つけてみるのもいいでしょう。
また美容以外の職種の人と会話する事も色んな世界観を見る事が出来て面白いですよ。
この人は何を求めているのかを考察する
特にお客様は美容室に 行く時に、美容師に気を使っている方が多く、本当の事や気になる事を話さない人が多い傾 向にあります。
例えば「違う雑誌が読みたいけど忙しそうだから言いにくい」「もう少し短く したいけどせっかくカットして貰ったのに言いづらい」など、本音を隠したまま美容室時間 を過ごすお客様が多いです。
その為、いい美容室だったけど次回は違うお店に行こうと考え るお客様も多く、失客に繋がる事もあります。
このようにならない為にも【お客様が何を求 めているのか考察する】という意識を、アシスタント時代から持つ事はとても大切です。
【お 客様が携帯ばかり見ている】という状況であれば【退屈かもしれないから雑誌を交換してみ る】だったり、【前髪をよく触っている】という状況であれば【前髪をもう少し切りたいかも しれないから聞いてみよう】など、必ずしも正解を導くのではなく【こうばのではないか?】 と考える事が大切なのです。
まとめ
しかしアシスタント時代に【他のアシスタントと違う事をする】 というのはとても重要ですし、スタイリストになった時に自分がもっと楽しく仕事が出来る ので、今のうちからしっかりと身に着けておきましょう。
その為には【出来ない自分を受け 入れる】【美容以外の世界から学ぶ癖をつける】【お客様が何を求めているのか考察する】と いう3点を意識して日々のサロンワークに挑んでみてください。
きっとアシスタントという 仕事がもっと楽しくなりますよ。