愛知県名古屋市の美容室のお給料事情

私が名古屋の専門学校を卒業してアシスタントとして働いたのが名古屋の美容室でした。
当時は本当に東京に出て、有名な美容室で働いて腕を磨いてなんて思っていたのですが、東京の美容室でアシスタントとして働くならほとんど無給を覚悟して、ほとんどのアシスタントが仕送りしてもらっているという実情を聞き、泣く泣く名古屋の美容室に就職しました。
そんな私の当時のお給料事情と名古屋のアシスタントのお給料の実態を解説していきたいと思います。
美容師のお給料は安いのが当たり前だった
当時私が働いてきたお店ですと、だいたいオープンが9時なので8時半に朝礼、7時半にはお店に来て朝練をする、というのが当たり前でした。
それから8時のクローズまで働いて、お店を閉めるのがだいたい8時半〜9時。
そこから練習を始めるので帰宅はだいたい10時、11時。
カラーやパーマのモデルさんを入れるときは1時間半〜2時間はかかるので11時過ぎまでかかっていました。
お給料はそれに対して17万前後。これに国民年金、健康保険料を3万ほど、私の場合は専門学校の奨学金を借りていたので返済、という感じでそこから練習のためのウィッグ代、ハサミを買えばハサミのローンなどがかかってくるので本当に一人暮らしなんてのは無理でした。
お昼も食べられないことがほとんどですが、外で買ってはいられないのでお弁当や水筒を持参。
アシスタントはみんなそんな生活をしていた気がします。
そもそも、アシスタントはスタイリストがお金を稼いでそれをもらって、さらに技術まで学ばせてもらっているのにお給料がもらえること自体ありがたいと思え、という教えだったのです。
これで東京など出ていたら本当に親に援助してもらえないと生活できなかったと思います。
徐々に変わりゆく美容業界
私のお店もアシスタントが勤務時間が長い、というのが問題になり、早番遅番の提案があったり、練習日を設けて練習日じゃないときは強制で帰りましょう、というようになったりしていきました。
お給料もアシスタントだから安い、というのがなくなってきて求人をみても大きいところだと20万ほどはもらえたりするように変わってきたと思います。
特に完全歩合のお店のスタイリストについて、そのスタイリストがアシスタントに給料を払う形でヘルプする、というシステムができたことを聞いたときは本当にびっくりしましたし、ようやくやったことに対してアシスタントが認められるようになったのかと思いました。
名古屋もどちらかというと東京エリアの給料体系に近い
アシスタント目線で見ると東京だとそういった安い給料で学ばせてもらってる、という視点のお店があるのに対して名古屋はそこまで極端な安い給料のお店はないので、色々な意味でほどほどな中間で一番働きやすい地域かもしれません。
求人に関してもいろいろ出てきていますので選択肢は広いと思います。
アシスタントとしての主婦の人も増えつつある
勤務体系の融通がきくというのは子育て世代の主婦には本当にありがたいことです。
しかも完全歩合のアシスタントというのになれば、短時間で大きく稼ぐことも可能になります。
技術を学んだにも関わらず昔はアシスタントだとコンビニのバイトより稼げないこともよくありましたが今はいい時代になってきていると思います。
まとめ
早番遅番に分かれていたり、昔は上の人が下の意見を聞かなかったりするのが当たり前でしたが今は耳を傾けてくれる上の人が増えてもいるので、お給料に関しても意見が通りやすくなってきているのは事実です。
働き方に関しても変わってきていますので、自分の働きたい環境というのをしっかり見つめ直して、稼げるのがいいのか、技術がしっかり学べるのがいいのか、入客できる機会が多い方がいいのか今一度考えてみて、求人を改めてみてみるといいと思います。