アラフォー女性美容師の未来と働き方

例えば現在40歳。20歳から美容室で働き始めてブランクが無かったとしたならば、20年選手、ベテランと言われても否めないキャリアであり、その辺りの美容師は、カリスマブームを肌で感じ、その中を生き抜いてきた世代でしょう。
順風満帆。紆余曲折、成功も失敗も経験した。すっかり別の道を歩んでいる。海外で働いている。私の周りの美容師も様々です。
筆者はと言うと、アラフォーと言われる様になった頃、あんなに厳しい美容業界を生き抜いてきたんだ、と言う自信がもろとも崩れる事態に直面する事が増えたのです。
美容師歴20年・社会人20年
順風満帆。紆余曲折、成功も失敗も経験した。すっかり別の道を歩んでいる。海外で働いている。私の周りの美容師も様々です。
また、イチ社会人としても、家庭があったり、逆に一人になったり、大病をわずらったり、親の介護問題を抱えている人も。お金の面でも、預貯金を増やした人、借金返済中の人、自己破産経験者、かなりの差があり、またグイグイと踏み込んではいけない雰囲気さえあります。
筆者はと言うと、アラフォーと言われる様になった頃、あんなに厳しい美容業界を生き抜いてきたんだ、と言う自信がもろとも崩れる事態に直面する事が増えたのです。
20代の頃、見ていたアラフォー女性美容師
私も、バリバリ働くようになるのかな、と眺めているようなアシスタント時代でした。
体力、身体の変化を受け入れる
疲れて疲れて仕方がない。と、自分で信じられないミスが増えたり体力の衰えを感じ始めました。
度々起こる「できない」を、もの凄いプレッシャーに感じ、メンタルまでもが不安定になる事もしょっちゅうとなり、悩んでいる最中、一回り程歳上のパートさんが、
「ホルモンバランの影響とか、体調が不安定になったりする頃かもね。
そんな時に、自分より若いスタッフがバリバリ働いて、不安になるけどそれでいいの。そう言うものよ。大丈夫。」
と助言をしてくれました。
実際、自身の不調な時を注意深く見てみると、あるリズムがあり、ホルモンバランスに支配されている事に気づきました。
気づいただけで、かなりスッキリした記憶があります。
そして、業種問わず、同年代、歳上の女性に話すと、大半の方から、同意や経験からのアドバイスをもらうことができ、ようやく現状を受け入れて、少しずつ、「今の自分にできる」仕事・仕事量を見いだせるようになりました。
しかし、そこは、美容師。今まで出来ていた事を「できません」と言い、休みを増やしたり、就業時間を減らす事も、慣れるまでは、こんなで良いのだろうか。とソワソワしたものです。
ジェネレーションギャップ
注意や指導をしなくてはいけない時には、自身のアシスタント時代のままでは、伝わらなかったり、ヘソを曲げられ辞職へのきっかけにされてしまったら、などと大変気を使います。
世間話をしても、正直、ジェネレーションギャップを感じますが、若いスタッフが周りにいてコミュニケーションをとる事で、今の流行を知ることができ、自身も若くいられる事に、感謝をしつつ過ごす事が大切なようです。
早いうちにやっておくべき事
また、サロンワークで固定客をつけておく事も、将来の安心に繋がるかと思います。
まとめ
美容師で有れば誰しもが、時間とお金をかけて取った国家資格と技術を持ち、お客様などに、「手に職があって良いわね。」と言われた事があるかと思います。若い頃はピンと来なかったその言葉も、ようやく実感しつつあります。
どんなに仕事が無いと言う時も求人があり、パートで探しても他業種より少し時給が良かったりします。
まず健康である事で今があり、これからも仕事ができるので、自分が出来る仕事・仕事量を認め、伝えて、選んで、美容師を続けていける様に願っています。
それには、個人差があり、決して一律の働き方では無くなってくるでしょう。
良い環境で、比較せず、悲観せず、無理せず、自分らしく仕事をしている未来でありたいです。